憧れの台詞
学生の頃、憧れていた台詞があった。
ドラマなどを見ながら、いつか結婚したら言ってみたいと思っていたあの台詞。
私の両親は自営業で、その台詞とは無縁の中で幼少期を育ってきたからなのかもしれない。
その台詞とは、
妻「あなた、日曜日は休みよね?たまには、子供たちと遊んであげて。」
私「あ~、日曜日は部長とゴルフだ。」
妻「またゴルフ?あなたはいいわね。何でも仕事のせいにして。」
私「何だと⁉私が好きでゴルフをやっていると思うのか?私が誰の為に~~。」
妻「キッ~~‼もう、いいわ。実家に帰らせてもらいます!」
というやつだ。
このドラマでよく見た台詞は、バブル期を連想させ、当時の私に大人の世界を感じさせた。
残念ながら今まで言う機会は訪れず、恐らくは今後も訪れる機会はないだろう。
そもそも、ゴルフのベストスコアが187の私を誘う人は誰もいない。
どうやら、私に大人の世界は合わないらしい。